ロゴのマイナーチェンジをきっかけにブランドの活性化に取り組む重要性

現代のビジネス環境はますます競争が激化しており、企業活動における露出媒体の理由づけは重要性を増しています。
企業の持つブランド価値を最大限に活用したいと考えておられる経営者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はロゴのマイナーチェンジについて探求し、そのアップデートの重要性に焦点を当てたいと思います。ロゴは企業のイメージを象徴し、顧客との結びつきを深める重要な要素です。マイナーチェンジによるアップデートは、ブランドの活性化に大いに寄与することができますので、ぜひ参考にしてみてください。

ロゴのマイナーチェンジによる変化・効果

ブランドアイデンティティの現代化

ロゴは企業のアイデンティティを表現するための重要なツールですが、時代の変化に伴い、顧客の嗜好やトレンドも変わっています。ロゴのマイナーチェンジを通じて、ブランドのイメージを現代的にアップデートすることで、顧客の関心を引きつけ、競争力を高めることができます。例えば、シンプルでモダンなデザインは近年の変化の特徴ですし、カラーパレットの見直しによるターゲット層への寄り添いを感じる変化などは、例えそれが小さな変化であったとしても、ブランドの印象をアップデートすることが可能です。

ブランドの差別化

競合他社との差別化は、成功を収める上で不可欠です。ロゴのマイナーチェンジは、ブランドのユニークな特徴や価値を際立たせる手段として活用できます。例えば、伝統的なロゴを現代的な要素でアップデートすることで、ブランドの歴史と進化を組み合わせることができます。このような差別化は、中小企業にとって顧客の注意を引き、競争相手との差を明確にする重要な戦略となり得ます。

変化することで保てるブランドの一貫性

変化なのに一貫性?と感じられたかもしれませんが。マイナーチェンジによる変化こそ一貫性を訴求する一手でもあります。ブランドの基本的な要素を保ちながらも、新しいアイデアや価値観を取り入れることができるマイナーチェンジによって、変わるところ・変わらぬところを明確化し、顧客に伝えることができます。少しずつ変わり柔軟に対応しながらも、変わらない姿勢。それに顧客は惹かれ、忠誠心を育みます。

コミュニケーションの活性化

ロゴは、ブランドとステークホルダーの間のコミュニケーションの重要な手段を担います。顧客ではなくステークホルダーと記したのには理由があります。ロゴは、マイナーチェンジを行うことで、ブランドが新たなストーリーを伝える機会を生みます。なぜ変えるのか、どう変えるのかといった思考の試行は、ロゴに触れるすべての人(従業員や経営者の家族など)に波及するのです。新しいロゴは、その掲載媒体を通じて、ステークホルダーとの対話を活発化させます。新しいロゴに興味を持ち、ブランドについての会話が広がることで、企業の知名度と関心を高めることができます。

実はetomojiロゴもマイナーチェンジをしました

etomojiのロゴは、代表の清川が独立するより前に存在していたロゴです。
Optimaというエレガントなフォントを参考にしつつ、一から作字しています。特に頭文字のeは、何度も推敲を重ね、完成まで酷く長い時間をかけて思い出があります。ベジェ曲線のフォルムを探るために、Illustratorで6400%ほどのズーム機能を使って、それの1pxを気にしながらひたすらライン取りをしていた当時には、狂気すら感じます。

インハウスデザイナー時代の個人創作をしていた頃からなので、2016年ごろでしょうか。7年以上変わらず使ってきたロゴを先月変更しました。さらに仲間との関係を強固なものとし、これまでの1人の腕で制作をしてきた個人から組織としての強さを持たせるために変更しました。太さを持たせ、より安定した形状に変えています。また、中央のmは、DNAを刻むというミッションのテーマ性を表現するため、部分的に切り書きのようなあしらいを入れました。

写真はロゴ変更前と変更後の名刺ですが、こうして比較していただくと、少し印象が変わったと感じられるのではないでしょうか。

ロゴは必ずしも形状から全てを変えなければならないものではないのですが、事業のポリシーに従って必要な時期に見直しをすることは、とても重要です。何を残して、何を残さないか。事業の棚卸しをするのと同じように、ロゴも数年に一度はぜひ見直しをしてみてくださいね。