黄金比-自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話

デザイナーなら知っている美の法則「神聖比例式」について、歴史とともに情緒的な文章で要約してくれる解説書

黄金比、フィボナッチ数列、多面体など、
世の中には、美しいとされる規則性がたくさん存在します。
デザイナーならば、黄金比や白銀比などと無縁の生活をすることはむずかしいでしょう。
なぜそれらが法則たるやや、いかにして認識されたかなど、不思議と感じるのは自然なことです。
本書では、そのようないわゆる「神聖比例式」について、どのような歴史の過程でそれが見つかったのか、それはどのような構造から成り立つのかを、分かりやすく解説してくれている良書です。デザイナーはもちろん、歴史と法則性、数や幾何学に興味がある人にはぜひ読んでいただきたいと思います。

神秘を統合する黄金のカギ
プラトンはその著作『国家』で、ピュタゴラス学派が世界の謎を解く鍵として秘密にしていた比率を明かそうとした。この比率は古来よりもっとも物事を美しく見せる比として知られており、これはパルテノン神殿やダ・ヴィンチの「受胎告知」といった建築や美術、また、人智を超えた自然現象――オウム貝の殻の巻き方や太陽系の配列などにまで見いだされるようになっていく。本書は森羅万象に埋め込まれた不思議な数、黄金比の謎を解明していく。

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著者

[著]スコット・オルセン(オルセン,スコット)
スコット・オルセン
哲学者、比較宗教学者。セントラルフロリダ短期大学教授。”Compositions in Two Languages”など著書多数。
[訳]藤田 優里子(フジタ ユリコ)

※著者紹介は書籍刊行時のものです。
刊行年月日:2009/11/12
ISBN:978-4-422-21475-7
定価:1,320円(税込)
判型:B6判変型 174mm × 147mm
造本:上製
頁数:72頁

詳細は、創元社のホームページをご覧ください。
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